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お彼岸におはぎ(ぼたもち)を食べるのはなぜ? 由来と風習。美味しい作り方

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お彼岸ではおはぎやぼたもちをお供えします。

お墓参りの時に子供に「なんでぼたもち(おはぎ)をお供えするの?」と聞かれた時、答えるのに戸惑い、これじゃいけないと思い、いろいろと調べてみました。

本当に昔のことは、知ってみれば興味深いことばかり。

そこで今回は、お彼岸におはぎをお供えするのはなぜかについて、ご紹介したいと思います。

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お彼岸の由来とは?

まずはお彼岸についてしっかりと理解しましょう。

お彼岸にはお墓参りをすることを知っている方は多いと思いますが、なぜなのかを知っている方は少ないと思います。

仏教の西方娯楽浄土の教えより、十億万仏土先の西方には阿弥陀如来がいる浄土があるとされています。

そのため、太陽が東から上って、西へ沈む、春分・秋分を含んだ彼岸の時期に修行をするのが良いとされていたようです。

この日は一番亡くなった方への想いが通じやすい日とされています。

昼と夜の長さがほぼ同じ、約12時間の日が春分の日と秋分の日。

ちょうど、夏至と冬至の真ん中にあたります。

春分の日は、3月20日~21日頃、秋分の日は、9月22日~24日頃。

お彼岸とは、その日を中心とした、前後3日間の、一週間のことをさします。

日本は豊作を願う儀式や安全を願う風習があり、それがお彼岸をする意味とも重なっています。

春には種をまく時期で、秋には収穫をする時期ですから、その時期にお彼岸をするようになりました。

お彼岸おはぎ、ぼたもちは別なもの?

まず、言葉の問題ですが、「おはぎ」という名前が一般的に使われることが多くなっているようではありますが、実際には、「おはぎ」と「ぼたもち」とは、まったく同じもののことです。

春にお供えするのが、ぼたもち。

秋にお供えするのが、おはぎ。

では、なぜ名称が違うのか。

春の彼岸時期に咲くのは、牡丹の花で、そこから「牡丹餅」=「ぼたもち」と変化しました。

秋の彼岸時期に咲くのは、萩の花で、そこから「お萩」=「おはぎ」となりました。

なので、このふたつは、まったく同じもののことを指しています。

ただ、秋には収穫したばかりの小豆を使用したので、こしたりしない「粒あん」の状態でつくり、春には、保存した古い小豆で作るので、どうしても皮が弱くて「こし餡」にした状態で食べることが多かったようです。

現代では、小豆もいつでも手に入りますので、とくにそのような古い習慣にこだわった違いは見られなくなってきました。

お彼岸におはぎ(ぼたもち)を供える理由は?

お彼岸におはぎを食べる理由は3つあります。

1.邪気払いとして

昔は小豆には、邪気を払うものとされていました。

小豆は赤色をしていますよね。

日本では昔から赤色に魔除けの効果があるとされていました。

そのため、小豆を食べることで無病息災を願ったとされています。

2.贅沢な嗜好品として

江戸時代のことになりますが、その頃は、「甘いもの」というのは、とても価値が高かったのです。

手に入りにくかったからですね。

ですから、あんこも、とても貴重な嗜好品。

贅沢なものを、故人にお供えすることで、大切な気持ちを表したわけです。

3.亡くなった方と心を合わせる意味で

おはぎの材料には、あんこともち米を使います。

この2つを合わせる事で、亡くなった方と「心を合わせる」ことができるから、という意味もあるのだということです。

小豆の効果

おはぎを食べると邪気を払う効果があるとご紹介しました。

これには、小豆の効果に秘密が隠されていました。

小豆は糖質とタンパク質でできており、ビタミンB1や鉄分などの様々な成分が含まれています。

栄養価が高く、様々な症状改善にも効果的だと言われてきました。

1.むくみ

利尿作用があるため、むくみの解消につながると言われています。

かぼちゃなどと一緒に似て、薬膳料理としても使われるほど、効果が高いようです。

2.便秘解消

小豆に含まれているサポインという成分には、便の硬さを調整する作用があり、便秘解消をうながします。

3.疲労回復

小豆に含まれるビタミンB1には、筋肉内に疲労物質がたまりにくくしたり、すでにたまったものを除去してくれたりする働きがあります。

なんとなく身体がだるい、重い、肩がこる、などの症状の改善にもつながるとされてきました。

おはぎ(ぼたもち)の美味しい作り方

おはぎはスーパーなどでも売られていますが、お彼岸には手作りのものをお供えしたほうがいいですよね。

ということで、基本的なおはぎの作り方をご紹介します。

(材料)1人分

  • もち米  1合
  • こしあん 50g
  • すりごま 大1
  • きなこ  大1
  • 砂糖   大2

(作り方)

  1. もち米を洗い、炊飯器で炊きます。
  2. 炊き上がったら蓋をあけ、むらします。
  3. ボウルにもち米をうつし、つぶします。(つぶし残しがあったほうが食感が良い)
  4. 適度な大きさに丸める。
  5. こしあんはラップにひろげてのせ、④をのせてつつみこむ。
  6. すりごま、きなこを⑤のようにしてまぶす。
  7. 完成♪

まとめ

お彼岸にはおはぎ、ぼたもち、というのは、何気なく食べていましたが、とっても意味が深いものだったのですね。

小豆には健康上の意味もあり、また、お萩や牡丹という花に例えた風流を感じる意味もあり。

亡くなった大切な方に、心を込めて作った贅沢品のおはぎ(ぼたもち)をさしあげることで、心が清められ、それをまた自らもいただくことで、健康で、無病息災で、豊かな収穫も得られて、と、たくさんの意味をかけ合わせた、美しい慣習であることがわかりました。

今度のお彼岸、そんな風にいにしえに思いを馳せながら、深い思いでおはぎを自作してみましょう。

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