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冬至にかぼちゃはなぜ食べる?ゆず湯や小豆、冬至の風習の由来と意味

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世の中がクリスマスモードになっている12月。

スーパーの野菜売り場を見ると、売り場の広告に大きく「冬至のかぼちゃ」と書かれているのをよく見かけます。

この季節のかぼちゃの煮物は、本当にほっこりと甘くて、美味しいですよね~。

でもかぼちゃって夏野菜なのに、なんで冬至の日に食べるんでしょうか?

ゆず湯も入るといいとか、小豆と煮るといいとかって聞きますよね?

この際だから、冬至にまつわるかぼちゃやゆず湯のこと、風習、意味や由来を調べてみました!

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冬至の由来や意味って?

冬至がいつごろかご存知ですか?

旧暦なので、毎年正確な日付はやや変わりますが、2017年の冬至は12月22日に当たります。

2018年は12月21日になるようですね。

冬至とは二十四節気のひとつで中国から伝わった暦の節目です。

冬至は「日短きこと、きわまる」といった意味で、太陽の出ている時間が1年で一番短い1日のことを指します。

この日は夕方5時頃にはもう真っ暗…。

子供達も遊んでいたのをそうそうに切り上げて帰宅して、いつもより早く「お母さんおなかすいた!」と台所に訴えに来るような、そんな時期です。

しかし昔の人達は、動物も狩れず野菜も収穫できない冬を越すことは命がけでした。

暖房がなくて寒いこともあって、日が短い冬至の日は「一番死に近い日」とされており、この日を越せるかが1つの目安となっていました。

厄払いのために無病息災を祈る日でもあったそうです。

冬至の日を境に太陽の力が増すことから、春に向かうという意味をこめて冬至のことは、

「一陽来福(いちょうらいふく)」

とも呼ばれます。

中国では先祖を祀る日でもあるので、ちょっとお盆のような雰囲気ですね。

そんな中で、かぼちゃを食べたりゆず湯に入ったりする風習が生まれたようです。

なぜ冬至にかぼちゃを食べるの?

この季節に美味しいかぼちゃの特徴は、

  • 保存が効く
  • 寝かせると栄養分が増加
  • 風邪をひきづらくなる
  • 体を温めて免疫力がつく
  • ビタミンA、C、E、鉄分、カルシウムが含まれている
  • 脳卒中や動脈硬化予防
  • 貧血防止や、がん予防

実は、冬という時期に、とてもいいことばっかりですよ、かぼちゃ!(笑)

私、知りませんでした。かぼちゃを見る目が変わりますね。

昔の人の暮らしを考えればこの豊富な栄養も大事だったでしょうけれど、保存が効くということも、大きなメリットだったのではないでしょうか。

かぼちゃの別名は「なんきん」。「ん」がつく食べ物は縁起がいい。

冬至には、「運盛り」と言って、「ん」がつく食べ物は「運がつく」ことから、とても縁起がいいとされてきました。

うどんはうんどんと呼ばれ、その他にも、ぎんなん、にんじん、れんこん…など「ん」が2つ入っているものはとくに好まれたそうです。

かぼちゃは「南瓜」「南京」。

中国から伝わったことから、「なんきん」とも呼ばれ、縁起の良い食べ物の1つでした。

ゲンを担いで厄を払うというのが大きな意味を持っていたのですね。

「てんぷらうんどん」とか、いかに「ん」がつくものを食べれるか、子供と探してみるのも楽しいですね!

かぼちゃを小豆と一緒に美味しくいただく

私は二十四節気カレンダーを家で毎年使っているので、冬至の時期が近づくとかぼちゃのイラストを目にします。

「あ、かぼちゃ煮付けしよっかな」と思いついたりするんです。

栄養価も高くて、おいしいかぼちゃ。

でも、小豆と一緒に食べることで、なおその効果が高まるのは、昔の人の知恵なんですね。

小豆は、タンパク質、食物繊維、ポリフェノール、サポニン、亜鉛などが豊富に含まれている、実はスーパーヘルシーフードなんです!

なるほど、だから冬至に食べるようになったんだなあ、と納得。

以下に、ふたつの組み合わせレシピをご紹介しましょう!

小豆とかぼちゃの入った「冬至粥」

冬至の日の朝食としていただくのが、この小豆とかぼちゃの入った冬至粥です。

小豆粥は中国から伝わった風習で、赤色には神秘的な力があり、子供が生まれたり果実が豊作になったりするという言い伝えがありました。

赤飯と同じ意味がありますね。

「冬至粥」…小豆・南瓜も入れて❣ by ♡ママちゃん♡
「冬至粥」…小豆・南瓜も入った冬至粥❣

滋養に満ちた小豆かぼちゃで健康促進

マクロビオティックなどで有名なのが「小豆かぼちゃ」。

かぼちゃや小豆そのものの栄養価がとても高い上に、利尿効果も期待できるとして、寒くて動かなくなる時期に、良いようです。

砂糖を使わずに、かぼちゃ本来の甘みだけでいただくのが、マクロビ流。

ことこと煮れば、気持ちもすっきりしてきますよ。ぜひお試しを!

https://cookpad.com/recipe/3279003

冬至の日にゆず湯に入る意味や由来は?

’湯治という言葉がありますが、昔の人は湯に浸かることが一種の治療だったので、その湯にゆずを入れて厄除けにする意味があったと言われています。

でも、実は、単なる語呂合わせ、という話も…(笑)

語呂合わせが粋な日本文化

冬至=とうじ、湯治=とうじ。

なるほど、だからお湯に浸かるのか…

ね、なんか昔の人は語呂合わせが結構、お好きなようですね(笑)。

さらに、もうひとつ、ゆずを湯に入れるということで、

「ゆずが効く冬至」 = ゆずがきくとうじ

「融通が効く湯治」 = ゆうずうがきくとうじ

という語呂遊びも含まれていたそうですよ。

なんだか願掛けのような感じですね。

風邪防止や血行促進

とはいえ、もちろん健康上の理由があったので、広まったのは間違いありません。

「冬至の日にゆず湯に入れば風邪をひかない」

と言われています。

かぼちゃでもゆず湯でも、昔の人は風邪をひかないことを強く願っていたのでしょうね。

「風邪は万病のもと!」と用心されていたのがひしひし伝わってきます。

現代科学では、血行促進や腰痛や神経痛を減らす効果も出ています。

東京のガス会社のデータでは、ゆず湯はさら湯と比べると、ノルアドレナリンの濃度がなんと4倍以上になることが明らかになりました。

どういうことかというと、ゆず湯のほうが血管の拡張が大きくなり、血液の流れが良くなるということなんです。これはすごい!ゆず湯に入るのが楽しみになりますよね!

おまけ:冬至は世界規模の祈り

太陽の力が弱まった日が無事過ぎて、お祝いをする意味もあるこの冬至。

実は日本や中国だけの文化ではなく、北欧の「ユール」と呼ばれる冬至祭や、紀元前の古代ローマでも冬至祭は行われていました。

いかに世界は春を待ちわびていたかがよくわかります。

まとめ

冬至にかぼちゃを食べる理由は

・厄払いのため

・無病息災を祈る日

・病気にならないために栄養や免疫力をあげることができる

時期的にクリスマスもお正月も近い冬至ですが、冬至のかぼちゃやゆず湯などの日本文化も、子どもたちに伝えていきたいものですね。

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