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『100万回生きたねこ』あらすじと読書感想文のための必須ポイントまとめ(佐野洋子)

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『100万回生きたねこ』は、1977年に出版された、佐野洋子作の絵本です。

絵本の名作とも呼ばれ、長い間、親しまれ続けています。

深田恭子さんらの主演で、ミュージカル舞台の作品にもなりましたし、フィギュアやキャラクターグッズまで発売されていて、絵本の枠を飛び出て、大人気です。

短い物語にはなりますが、とらえ方によっては、まったく違った見方をすることのできる話になっています。

私も小学校のとき、大人になってから、そして、さらに妊娠中に読み返したのですが、いずれもまったくといっていいほど別な感想を抱きました。

子供から大人まで楽しめる絵本なんて、珍しいですよね。

それだけ、ストーリーが奥深く、普遍的なものだからなのだと思いますし、読書感想文にも、最適なんです!

では、あらすじと、読書感想文の重要ポイントをご紹介いたします。

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30秒で分かる!!「100万回生きたねこ」の簡単なあらすじ

「100万回生きたねこ」は、一匹の猫が何度も何度も生まれ変わって、様々な生き方を体験していくことを描いた物語です。

生まれ変わるごとに飼い主に愛されたねこ。

しかしその愛に心を開くことなく生きては、死んでいきます。

あるとき、のらねことなり、そこで出会った白いねこに恋をします。

恋が実り、やがては家族を持つのですが、最後には、白いねこが死に、はじめて悲しみを知ることになるのです。

ちょっと詳しいあらすじ

主人公のねこは、100万回死んで、100万回生きました。

100万人の飼い主がそれぞれにかわいがり、そのねこが死んだ時には悲しみ、泣きました。

しかし、ねこは泣きませんでした。

王さまのねこ

王さまは戦争が得意でいつも戦争をしていました。

そんな中、王様はねこを戦争の場へと連れていき、そこで矢に当たって死んでしまいます。

船のりのねこ

飼い主である船乗りは、ねこを世界中の海とみなとに連れていきます。ある日、ねこは船から落ちてしまい、死んでしまいます

サーカスの手品つかいのねこ

サーカスの手品つかいの飼い主は、サーカスのショーでねこをはこの中に入れて真っ二つにするショーを行っており、そこで本当に真っ二つになり死んでしまいます。

どろぼうのねこ

どろぼうはいつも犬のいる家にだけ入っていたため、ある時犬にかみ殺されてしまいます。

ひとりぼっちのおばあさんのねこ

ねこは、1日中おばあさんの膝の上で寝ていました。やがてねこは年をとって死んでしまいます。

小さな女の子のねこ

そんなねこでも、女の子にかわいがられていました。

ある時、女の子の背中でおぶいひも(幼児を背に負うのに用いる太い紐)が首に巻き付いて死んでしまいます。

あらすじ後半~のらねこになって感じたこと

飼い主は、それぞれ泣き、悲しみ、そしてねこを埋めます。

でも、ねこは、飼い主のことを好きになることはありませんでした。

のらねこになる前まで、ねこは「しぬのなんか、へいき」だったのです。

自分の死への悲しみを感じていなかったのです。

だれのねこでもないのらねこ

のらねことなったねこは、多くの雌ねこに好意を抱かれます。

そんなねこは、自分に見向きもしない白いねこに惹かれていきます。

ねこは、白いねこになんとか気をひきたかったため、自分の今までの生き様を伝えようと必死になります。

しかし、まったく気をひくことはできませんでした。

ねこは、いつのまにか白いねこと一緒にいたいと思うようになります。

その後、かわいいねこをたくさん産み、旅立ち、年をとり、白いねこは死んでしまいます。

ねこは、初めて白いねこの死に対して泣き、そして、自らも死んでしまいます。

その後ねこは、生き返ることはありませんでした…。

感想文のポイント

飼い主からの愛情を感じ取れなかったわけ

この物語を読み終えた時、ねこが死んでしまい、そして生き返ることはなかったため、なんてかわいそうなお話なんだと思いました。

そんな中、飼い主に愛されていたのにその愛情を感じ取れなかったのはなぜだろうと思いました。

飼い主は、自分の世界にねこを引き込み、一緒に楽しみたいという気持ちを持っていました。

その気持ちをねこは理解できなかったのかもしれません。

好きになろうとはせず、きらいだけど飼いねこだから仕方なくという気持ちがあるように思えます。

現状に不満を持ち、周囲に感謝の気持ちを抱くことのできないでいると、目一杯受けているはずの愛情も感じられないのですね。

白いねこへの芽生えた愛情

初めて誰かを愛するという気持ちを持つことができたねこ。

ただ単に飼い主の生きてきた世界にいただけのねこでしたが、誰の支配も受けずに自由になることができたからこそ、様々な思考が繰り広げられたのかもしれません。

めすねこに好意を抱かれることでの優越感、そして自我。

何かを生きがいにするということがなかったねこが、「愛する」ということで生きる意味をもてたことが、私にはとても嬉しかったのですが、あなたはどう感じられましたか?

なぜ生き返ることはなかったのか

ねこは、生きる意味とは何か、死ぬ意味とは何かについて理解できたからこそ、生き返ることはなかったのだと思います。

それが、ねこが何度も生まれ変わらされて、学ぶ必要があったことなのかと私は考えました。

人間は、生き返ることができません。

そのたった1度きりの人生を、誰に見られても、「良い人生だったね」と言ってもらえるような人生にしたいですね。

すべての人に心開き、愛情を全身で感じて、幸福感いっぱいに生きたいと思います。

まとめ

妊娠中の私は、この物語を通して、お腹の中にいる子に、たった1度きりの人生を楽しんでほしいし、生きててよかったと思えるような生き方をしてほしいと強く願いました。

ぜひ、皆さんにも読んでいただきたいです。

そして、子供が生まれたら、子供に読んであげてほしい。

そして、生きるとはなにかについて、一緒に考えていただきたいと思います。

※ミュージカルの公開舞台稽古の模様です。

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