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かぼちゃとなんきんの違いは?南京?南瓜?名前の由来を調べてみた!

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 先日近所の方が畑でとれた「なんきん」をくれるというのでどんな野菜かと思ったら「かぼちゃ」のことでした。

煮物にカレーにスイーツにと、一年中大活躍のかぼちゃですが、なぜ人によって、呼び方が違うんでしょう?

そういえば、漢字の表記も違う。

かぼちゃとなんきんの違いは? 漢字の表記は、南京? それとも南瓜?

同じものなのにこの違いは何だろう?と思い、名前の由来を調べてみたところ面白いことが分かりました!

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かぼちゃとなんきん 呼び方の違いはなぜ?

同じものなのに、呼び方も、そして漢字表記も違うものが同時に存在するなんて、本当に不思議な話ですね!

それは、どうもかぼちゃが、もともと日本のものではなかったから、ということに遡ります。

どのように日本に渡ってきて、定着したのか、その由来を調べてみると、面白い答えに行き着くことが出来るんです。

かぼちゃ=南瓜

ご存じ「南瓜」と書いて「カボチャ」と読みます。

諸説ありますが、有名なのはカンボジアから来たから「カンボジア」が訛って「カボチャ」になったという説です。

南の瓜と書くのは中国語表記が「南瓜」で、そのまま日本語に持ってきたからなんですって。

主に東日本で「カボチャ」と呼ぶことが多いようです。

天文年間(1550年前後)に日本に伝わったとされています。

なんきん=南京

こちらは「南京」と書いて「ナンキン」と読みます。

こちらはカンボジアから中国(=南京)を通って南京から入ってきた野菜、ということで「ナンキン」となった説が有力です。

関西地方で「ナンキン」と呼ばれることが多いようです。

どちらにせよ、船ではるばる遠くからやってきた貴重な野菜だったことでしょうね。

実は他にも呼び名あり

今ではあまり聞かれませんが、入ってきた当初は唐(中国)から来た茄子ということで「唐茄子(からなす)」とも呼ばれていたようです。

また、方言も多く、

北陸地方や九州では「ぼうぶら」、

四国では「どぶら」

東日本全体で「かぼちゃ」

讃岐地方は「ちょうせん」

沖縄「なんくゎん」、奄美地方「とうちぶる」

などと呼ばれることもあるようです。

ちなみに「ぼうぶら」はポルトガル語で「かぼちゃ」や「ウリ」を意味するabobora(アボボラ)を由来としているんですって!

ところで英語では

英語でPumpkin(パンプキン)がかぼちゃと習ったはずでしたが…

パンプキンはハロウィンに使われるオレンジ色のおばけかぼちゃのようなペポカボチャのことで、カボチャの総称はSquash(スクワッシュ)なんですって。

かぼちゃの豆知識

南瓜は、実は熱帯アメリカが原産国で、旬は夏~秋のウリ科の野菜です。

旬は夏~秋ではありますが、北海道から沖縄まで日本全国で栽培されていることや外国産のものもあり、一年中入手することができます。

日本では全国的にとれますが、北海道が圧倒的な生産量を誇ります。

栄養は糖質が多く、緑黄色野菜でビタミンAを多く含みます。

ビタミンAは目の健康を保ったり、皮膚や粘膜の形成や保護に役に立つビタミンです。

ビタミンA は油と相性が良く油と合わせてとることで吸収がよくなるので、炒め物にも良いですね。

また、もともと甘味の強い野菜ですが、一か月ほど貯蔵するとさらに甘味が増すんですって!

これは丸のままで保存した場合で、切って空気に触れると腐りやすくなります。

切ったら早めに使い切りましょう。

そして、冬至にかぼちゃを食べる習慣がありますがその歴史は意外と浅く、明治時代以降の習慣なんだそう。

冬至とかぼちゃの関係については、こちらを参照ください。

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おまけにハロウィンとの関係もどうぞ。

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日本で食べられているかぼちゃの種類

日本カボチャ

黒皮かぼちゃや京都の鹿ケ谷かぼちゃ、バターナッツという品種があります。

ねっとりとしていて甘味は弱めで、また水分が多く煮崩れしにくい煮物向きのかぼちゃです。

最初に日本に伝わってきたのはこちらの日本カボチャの方だったようです。

西洋カボチャ

えびすかぼちゃ、みやこかぼちゃなどスーパーでよく見かけるのがこの品種のかぼちゃです。

こちらは19世紀頃にアメリカから伝来し、品種改良を重ね、今では日本で出回っているものの大半を占めるんですって。

水分は少なく、ほくほくしていて甘味が強いのが特徴です。

ペポカボチャ

ハロウィンに使われるおばけかぼちゃやそうめんかぼちゃなど比較的最近見かけるようになったかぼちゃ。

ほくほく感は少なく、カボチャではありますがどちらかといえば瓜の食感を楽しめる種類です。

実はカボチャの仲間であるズッキーニもこちらに分類されます。

まとめ

地方や方言だけでなく英語でも呼び方が違うなんて、なんと奥の深い野菜!!

身近な野菜なのでこういう機会がなければ改めて調べることもなかったのですが…

調べてみれば知らないことが沢山で、とても興味深く勉強になりました。

カボチャの呼び方で出身地がわかってしまうかもしれませんね!

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