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ヒキニートとニートはどう違う? 引きニートとは別なもの?

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「ヒキニート」なる言葉を、聞いたことはありますか?

最近ネット上で目にするようになったこの言葉、いったいどういう意味があるのでしょうか?

ニートや、引きこもりと、どう違うのでしょうか?

調べてみました。

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引きこもりとニートの違い

厚生労働省によると、引きこもりとは「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて自宅にひきこもっている状態」と定義されています。

それに対して、ニート(NEET)とはもともと、英国で誕生した言葉で、”Not in Education, Employment or Training”の頭文字をとって、“NEET”としたものです。

厚生労働省の定義では、「総務省が行っている労働力調査における15~34歳の非労働力人口のうち家事も通学もしていない者」とされています。

この総務省の労働力調査というのが、1カ月ごとに行われるため、ニートはその状態が1カ月続けばニートだということになります。

引きこもりも、ニートも似たようなことだと思えますが、言葉の定義上の違いとしては、仕事も学校も行かず、家事手伝いもしない状態が1カ月でも続けばニート、その状態が6カ月以上になると引きこもり、といえるわけです。

また、ニートの場合は、家に引きこもっているかどうかは関係ありません。

しかし、これはあくまで厚生労働省が定めている言葉の定義であって、一般的にはごちゃまぜに使われているのが現状です。

ヒキニートとは?

ではこの、二つの言葉をまぜたような、「ヒキニート」ないし「引きニート」とは、いったい何を表しているのでしょうか?

まず、この言葉のもとになっている、ニートも引きこもりも、比較的新しい言葉です。

引きこもり、という言葉自体はもちろん大昔からあったのですが、今のような意味で使われるようになったのは、平成に入ってからで、この言葉が広まってから、公の機関がその意味を定義するようになりました。

ニートも同様で、2004年ごろに、新聞やTVの番組で取り上げられるようになって急速にこの言葉が普及し、公の機関が言葉の定義を定めました。

今のところ、「ヒキニート」「引きニート」どちらも、生まれて新しい言葉で、まだ公の機関がその定義を定めるところまで至っていないようです。

いろいろ調べてみると、これらの言葉が使われている作品がいくつかありました。

ひとつは、「10年ごしの引きニートを辞めて外出したら…」というノベルシリーズです。

この作品に出てくる主人公は、家から10年間出なかった引きこもりです。

もうひとつは、早稲田大学の学園祭で行われる“早稲田王決定戦”で前人未踏の2連覇を果たしたという、早稲田の学生、西江健司さんの書籍「引きニートコミュ障、偏差値28から早稲田に行く」です。

西江さんは、早稲田に入るまでの浪人中、引きこもりでニートをされていたということで、このタイトルを付けられたそうです。

知恵袋での質問にも、「引きニート」「ヒキニート」という言葉がチラホラ登場します。

内容的には「引き」が漢字でも、カタカナでも同じです。

それらを比較すると、今のところ、次のような意味でそれらの言葉は使われています。

・ニートは働いておらず学校にも行っていない人、でも外出はする

・引きニートはニートの状態に加えて、引きこもり、つまり外出もできない

そして、「引きニート」の漢字を使うのを省略して、カタカナ表記で「ヒキニート」、となっているようです。

時代と共に言葉は変わる

まとめますと、

・厚生労働省の定義では仕事にも学校にも行かず家事手伝いをしない状態が1カ月続くとニート、6カ月続くと引きこもり

・一般的にはそのような厳密な使い分けはされず、ニートと引きこもりの違いはあいまい

・最近、ニートでかつ外出もできない人のことを指して「引きニート」という言葉が使われ始めた

・「引きニート」と「ヒキニート」は今のところ同じ意味

ということでした。

以前は、ニートのような人のことを「プータロー」とか、もっと昔は「フーテン」などと呼ばれていました。

年々、新しい言葉が作られ、広まっていくにつれて意味が明確になってきます。

ヒキニート、という言葉も、今後有名になるにつれて違う意味を帯びてきたり、また新しい呼び名が作られるかもしれませんね。

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