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バラの生産量日本一は実は○○県だった! 世界一は超意外なこの国!

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大切なひとに贈る花束の定番といえば、やっぱりバラ。

バラはその姿かたちが美しく、古代ギリシャやローマの時代から、愛の象徴とされてきました。

暴君として知られる、あのローマ皇帝ネロでさえも、バラの香りを愛し、心をなごめたといいます。

そんなロマンティックなバラの花ですが、どこで作られているのでしょうか?

生産量日本一と、世界一について、調べてみました。

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バラの生産量日本一は?

平成28年の農林水産省の調査によると、バラの切り花の生産量ランキングは、

第三位:山形県 18,500本

第二位:静岡県 22,300本

そして、第一位は、

愛知県 47,400

となっています。

第二位の静岡県とくらべて倍以上の、この生産量は、なんと全国シェアの20%近い数字!

なぜこれほど、愛知県でバラ生産が盛んなのでしょうか?

バラ王国、愛知県について

愛知県のなかでも、とくにバラの生産地である渥美半島、東三河地方は、気候が温暖で、平野も多く、バラの栽培に適しているのです。

バラの栽培に必要な水を供給する、豊川用水という用水路が完成したことにより、生産性がさらに向上しました。

さらに近年は、栽培のノウハウの高度化ともあいまって、愛知県は日本一の生産量を誇る、一大バラ王国へと成長を遂げたのです。

バラの輸出世界一は?

では今度は、バラの輸出世界一についてみてみましょう。

バラの輸入品のシェアは、年間を通して約二割ほどですが、じつはバラにはシーズンがあります。

秋から冬にかけては、国産品のバラはオフシーズンで、流通量が減ります。

それに対し、12月のクリスマス、3月は卒業式や謝恩会などで、バラの需要が高まるため、この時期は国産品だけでは足りず、輸入品が増えるのです。

その時期に買ったバラは、遠く海の向こうから、運ばれてきたものかもしれませんね。

さて、バラの生産量すなわち、輸出量世界1の国は…

以外や以外、赤道直下の国、南米の、エクアドルです。

2015年の輸出高は、なんと、610億円にも上ります。

南米というと、とても暑いイメージがありますね。

デリケートなバラの産地とは、あまり思えませんが…

ところがエクアドルは、赤道直下とはいえ、アンデス山脈の高い標高のせいで、気温はすずしく、「永遠の春」と呼ばれています。

そして、赤道直下の強い紫外線は、花を枯らすのではなく、むしろ花の色をとても鮮やかにするのです。

年間を通して冷暖房なしで、高品質のバラを生産できることで、世界一のバラ産出国となりました。

クオリティも世界一!

世界一なのは、生産量だけではありません。

日本であれば、収穫から次の収穫まで、60~70日程度のところを、エクアドルでは気温が低いため、90~110日かけて、じっくりと育てます。

すると、花は巨大で、背も高くなり、日本の市場でも国内産の1.5倍の値段で販売される、世界最高品質のバラが出来上がるのです。

ところが、日本の輸入実績では、エクアドルは5位でしかありません。

エクアドル産のバラは、日本よりも近い、欧米やロシアへと輸出されるものが多いのです。

日本への輸出元シェアは、お隣の韓国が1位、ケニアが2位、インドが3位となっています。

精算したバラはどうやって運ぶの?

ケニアやエクアドルといった、地球の裏側から、バラはどうやって運ばれてくるのでしょうか?

バラの生花は大変デリケートで、湿式輸送という方法で、5℃以下に保っても、花もちを損なわないのは、3日が限度だそう。

ですから、外国では、まだ花が1/3くらい開いた状態で、収穫されます。

すぐに冷蔵室へ運ばれ、夜の出荷直前に箱詰め。

保冷車で空港へと運び、機内でも温度が一定に保たれて、日本へと空輸されてきます。

このような、スピーディーな輸送により、地球の裏側で収穫されてから、わずか3日目には、日本の花屋さんの店頭に、ちょうどいい具合に花開いたバラが、並ぶというわけです。

バラのトリビア

ここで、バラについてのトリビアをいくつかご紹介。

バラのトゲの不思議

「キレイなバラにはトゲがある」

そんなふうに、昔から言われますが、最近は花屋さんで売られているバラからは、キレイに取り除かれてしまっている、トゲ。

不思議なことに、バラのトゲは、茎にはたくさんついていますが、花に近いところにはありません。

このように、トゲは、柔らかい茎が草食動物に食べられないよう、守りながらも、魅惑的な香りに引き寄せられたミツバチに、受粉をさせるのを妨げないのです。

よくできていますね。

宇宙旅行をしたバラ

JAあゆみ野(埼玉県川口市)から販売されたバラ、「スペースローズ」。

その名の由来は、今から20年前の、1998年にさかのぼります。

「宇宙の無重力状態で、香りはどう変化するのか?」

そんな実験をするために、宇宙飛行士の向井千秋さんも搭乗した、スペースシャトル・ディスカバリーに、バラがもちこまれました。

結果はどうだったのでしょうか?

分析によると、宇宙空間で、花もストレスを受けたことが影響したのか、やはり地上とは異なる香りがしたそうです。

宇宙から帰って来たバラは、川口市によって栽培が続けられ、その子孫である「スペースローズ」が、販売されました。

(現在は購入できないようです)

     まとめ

・バラの生産日本一は、愛知県の渥美半島

・バラの輸出世界一は、地球の裏側、エクアドル

・輸入品のバラは、まだ花開く前に出荷され、航空便でスピーディーに日本へ届けられる

ということでした。

こんどだれかにバラを贈るときは、この記事でご紹介したトリビアも、話のタネにご活用くださいね~。

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