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鈍感力の鍛え方、身につけ方。楽に生きるための処世術のすすめ

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 ヒュー・グラントというイギリス人俳優をご存知ですか?

彼には鈍感力があるということで話題になっています。

彼はモテ過ぎるがゆえに、2人の女性を同時に愛してしまい、同じタイミングでそれぞれ子どもができてしまうという、なんともダメ男なエピソードの持ち主です。

しかし鈍感力のある彼は「できたんだ、あっそう」ぐらいの反応しか見せないというのです。

普通の男は、女達からの攻撃を予期して狼狽したり、言い訳を考えたりするものなのですが、ヒューはいわゆる鈍感力がものすごいのです。

実はこの鈍感力の鍛え方や身につけ方を学べば、一見マイナスに見える特性が自分を生きやすくする処世術に変わります。

「ダメ男を肯定してしまうのはどうなのよ!」という問題は横に置かせていただいて(笑)今回はこの鈍感力についてご説明していきます。

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鈍感力とはどんな力?

「スルースキル」という言葉を耳にしたことはありますか?

鈍感力がある人とは、このスルースキルを持っている人のことを指します。

Aさんは小さい頃から人の言うことをよく聞く女の子。

大人になっても気配りを忘れないようにして、全てを理想へ近づけるため努力してきました。

常に色々なことが気になり、人に合わせながら多方面に考えを巡らせているので、気を緩ませる方法を身につけていません。

Bくんは子どものときから人の言うことを聞きません。

何かに夢中になれば、それ以外は目にも耳にも入らず没頭します。

自分の興味のあるもの以外は脳内から排除しています。

好きなものだけに集中できているので緊張状態ではありません。

Bくんは一見マイナスな特性に見えますが、実はこの「必要な情報だけ脳に入り、あとは除外できる力」こそがスルースキルであり、生きることに大切な要素である鈍感力なのです。

一般にIQが高い人は、このスルースキルも高い傾向にあるとも言われています。

「鈍感力」作家・渡辺淳一のベストセラー

いかに早く情報を収集できるか。

いかに人の心を読み解くか。

こういった指南書が多い昨今に「鈍感力」というタイトルと語感は、なんとも面食らったようなものを感じました。

本書では、母親にどうやって育てられたかがポイントになると述べられていますが、親は子どもの鈍感力の形成に大きく関わっていると私も深く感じます。

読み進めると「うわーわかる、あーなるほどね」とうなずきました。

というのも、私は普通に鈍感な上に、鈍感力がもともとあるほうです。

私の母親はおおらかで声を荒げることもなく、ほこりが舞っても気にしない、人がなんと言おうが小言もスルーできる人でした。

何を言われても「知らんがな」と思える能力は母親に習ったと思っています。

怒られたときのスルーできる能力は幼少期に培われなければ、大人になったときに痛くぶち当たるものです。

本書は、現代の保守的な風潮とはさらりと反した「図太く生きろ!たくましくなれ!」というメッセージが、なぜかするすると胸に入ってくる一冊です。

鈍感力は仕事や人間関係に活かせる

仮に仕事で失敗したとします。家に帰っても思い悩んだり、人のせいにして愚痴を他人にこぼしたりしてしまう。

こういった人には鈍感力はありません。

鈍感力のある人は「あー失敗した」と、その時点では思いますが、家に帰る頃には好きなスポーツの結果が気になっていたり、友人との飲み会で笑っていたりできてしまうのです。

鈍感力が備わると切り替えがうまくなり、ストレスから即座に離れることができるようになります。

鈍感力がある人は明るくさっぱりした印象の人が多いです。あまり周りを見る力は無くても、人に対してバリアを張るわけではありません。

人より集中して仕事をすることに好感を持たれたり、シンプルさに周りから面白がられたりするので、人が集まってくることも多いのです。

鈍感力を鍛えるには?

例えば主婦の場合、子どもや夫のことがあれこれと目に入って仕方がないときがあります。

言いたくないのに怒ったり、考えたくないのに悩んだりとストレスフルになりますよね?

こんなときこそ鈍感力の鍛えどころなんですよ。

子どもや夫を自分と「同化」して考えないようにすることがポイントです。

「他者がするかもしれない失敗への不安」などという余計な考えは持たないようにしてください。

過度な心配はあなたの心を蝕みます。

「鈍感力」の鍛え方は、まずは他者と自分を切り離す練習が必要です。

小さいことから始めてみてください。

鈍感力の身につけ方

鈍感力の身につけ方は、目の前にあるものに対して連想しすぎないことが重要です。

「見るべき対象」と「背景」を分ける能力が必要だからです。お坊さんはこの能力が高い人が多く感じます。

私の知り合いのお坊さんは、高層ビルのてっぺんや吊橋に立つと「高い」と思うだけで「怖い」とは思わない、とおっしゃっていました。

上司の話の先を読んで気を遣ったり、ネット社会で速さを求められている現代において、鈍感力を身につけるというのはなかなか難しいものです。

ですがこのお坊さんのように「あの人ってスルースキルが高いな」と感じる人を自分で見つけてマネすることで、徐々に鈍感力を身につけることは可能です。

身につけ方は一朝一夕でできることではないので、少しずつ取り入れたいですね。

まとめ

鈍感力の鍛え方、身につけ方とは、

・予期不安をしないようにする

・他者を自分と同化して考えない

・スルースキルを持った人のマネをしてみる

すべてを背負い込んでつらくなる前に、自分のために鈍感力を身につけていきたいですね。

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