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『永遠の0』あらすじと読書感想文のための必須ポイントまとめ(百田尚樹)

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  放送作家、百田尚樹のデビュー作であり、なんと300万部を超える大ベストセラーとなった「永遠の0」。

岡田准一さん主演で映画化もされたので、超有名な存在ですね。

書籍は結構分厚く、人によっては敬遠してしまうかもしれません。

また内容も第二次世界大戦が主な舞台なので難しい印象があるのも事実ですが、実は内容自体は難しくなく、逆に文章も読みやすくすらすらと頭に入ってくるんです。

今日はそんな「永遠の0」を少しでもわかりやすくなるように、あらすじを紹介しようと思います。

ネタバレも含みますのでお気を付けください!

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30秒で分かる!!『永遠の0』の簡単なあらすじ

主人公・佐伯健太郎は亡くなった祖母の四十九日からしばらくした後、祖父・健一郎から「自分たちは血のつながりがない」ということを告白されます。

実の祖父は第二次世界大戦で終戦間際に特攻し戦死した海軍航空兵だと判明。

それから六年後、司法試験は失敗、ただアルバイトをするだけの怠惰な生活を送っていた健太郎はフリーライターになっていた姉・慶子にアルバイトを持ち掛けられます。

その内容は、実の祖父について調べること。

慶子は新聞社から終戦60周年の記念プロジェクトを持ち掛けられました。

しかしプロジェクトを進める高山に「特攻隊はテロリスト」と言われ釈然としない気持ちになります。

祖父のこともあってどうしてももやもやとした気持ちが晴れない慶子は、健太郎とともに祖父について調べることにしたのです。

そして、なぜ彼が特攻隊を選んだのか、時代の背景や語り継がれずに来た壮絶な物語が浮かび上がります。

もう少し詳しいあらすじ

「永遠の0」は主人公である健太郎が実の祖父をたくさんの人々から話を聞きながら追いかける物語です。

司法試験に失敗し生きる目標を失っていた健太郎、それから姉の慶子は実際に第二次世界大戦を生き抜いた彼らから戦時中の真実を聴く。

ページが進むにつれ明らかになっていく真実に胸が締め付けられます。

前半:海軍一の臆病者

わずかな手掛かりをもとに厚生労働省や方々の戦友会に連絡を取った健太郎と慶子。

結果、実祖父の名が宮部久蔵であり、関係者9人が存命であるという情報をつかみました。

まず健太郎と慶子が会ったのは元海軍少尉。

戦争で片腕を無くした戦闘機乗りの男性です。

彼は本題に入るないなや、久蔵を「奴は海軍航空隊一の臆病者だった」と吐き捨てます。

「何よりも命を惜しむ男だった」とも。

お国のために命を懸けることが当たり前だった当時、「命を惜しむ」久蔵は臆病に移ったのでした。

元少尉も、久蔵も赤紙での強制徴兵ではなく志願兵だったからというのもあるのでしょう。

元少尉の壮絶な人生とともに語られる久蔵。

それは「臆病な戦闘機乗り」でした……。

中盤:天才パイロット

元少尉から散々な言葉を聴かされた健太郎と慶子でしたが、その後も関係者に話を聞きに行きます。

職業も多種多様な元海軍兵たちはそれぞれが知っている「宮部久蔵」を2人に自身の人生とともに語って聞かせました。

ある人は「優秀なパイロット」だったと。またある人は「航空隊員として軽蔑されていた」と。

語り手によって「宮部久蔵」はさまざまでした。

終盤:宮部久蔵とは

物語はここから一気にスパートをかけます。

「娘に会うまでは死なない」とよく口にしていた久蔵は何故、祖父としていないのか。

久蔵が特攻に至るまでが描かれていますが、小説の前半で語られていた久蔵とは一転したのがよくわかります。

最期はとある若い兵士を助けて空へと飛び去って行きます。

米空母に特攻を仕掛け……物語はそこで終わります。

何故彼が特攻を選んだのか、その真相は誰も知らないままです。

『永遠の0』の読書感想文を書こう!

「永遠の0」は戦争もの。

感想文を書くのが難しそうと思ってしまう方も多いのでは?
確かに、難しい言葉とか出てきそうな感じはしますよね。

ですが「永遠の0」は私たちとさほど変わらない「健太郎」が主人公。

戦争経験のない若者が、戦争経験のある方から話を聴くというスタイルなので、逆に共感を得やすいのではと考えています。

それではいくつかポイントを上げていきましょう。

健太郎から見た久蔵

ぜひ、話を聴くにつれて変化していく「健太郎の中の久蔵」を追ってほしいなと思います。

始めに「臆病者」と言われ、「天才パイロット」「優秀」「生き方を教えてもらった」…語り手によって違う「宮部久蔵」が健太郎の中でどのような「宮部久蔵」になるか。

また、貴方の中で「宮部久蔵」はどのように変化しましたか?

最後のページを読み切った時、貴方の中の「宮部久蔵」はどのような人物になりましたか?

ぜひ、あなたの中の「宮部久蔵」を書き出してみてください。

健太郎や元海軍兵士たちとはまた違う「宮部久蔵」かもしれませんね。

でもそれでいいんです。

思うままに書き連ねてください。

健太郎から見た戦争

久蔵を語るときに絶対に欠かせないのが「戦時」。

どの元海軍兵士からも、口から飛び出すのは壮絶な光景です。

主人公の健太郎は久蔵を通して戦争も見ていたんじゃないかと思います。

私たちからしたら戦争は歴史の授業で習うもの。

身のある体験談を聴くことだって難しい。

健太郎は直接、戦時を生き抜いた人たちから話を聞いて、戦争への想いに変化を見せます。

きっと読んだ貴方の中でも変化があったんじゃないかなと思います。

最初はどう思っていたか、読んでいる途中変化があったか。また、その変化はどの場面がきっかけだったか。

そして最後はどんなイメージになったか。

最後のイメージを最初に書き、どこからどう変化したのかを書いてみてください。

まとめ

「永遠の0」は戦争がテーマですが、しかし読み進めるのに「戦争」にこだわらなくていいと思います。

ただ「永遠の0」というストーリーを楽しめれば、それだけで結構です。

戦時を生き抜いた元海軍兵士たち。戦時を知らない、今を生き抜く健太郎たち。

両方の視点が一度に読めるのが「永遠の0」じゃないかなと私は思います。

ぜひこの2つの視点と自分自身の視点、この三つを比べてみてください。

既に読破した方もまだの方も、きっと新たな発見があると思います。

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