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小暑の候はいつ使う季語? 正しい使い方と意味がわかる文例集

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二十四節気のひとつである小暑。

2017年は7月6日から22日までがその時期で、旧暦で徐々に暑くなってくる時期ということで、「小さい」という文字が当てられています。

「小暑の候」は、暑中お見舞いなどに用いられる季節の挨拶言葉ですが、旧暦と今のカレンダーのズレもあり、なかなか使うのが難しいものでもありますね。

今回は、この正しい使い方と、例文などをお伝えしましょう。

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小暑の候の読み方と意味

読み方は「しょうしょのこう」です。

簡単な意味は、「さあ夏本番が近づいてきて、そろそろ暑さが盛り上がってくるぞ!!」という感じです。

暦の上では立夏も夏至も過ぎ、というところなのですが、何しろ旧暦と今の暦のズレもあり、まだまだ梅雨の真っ只中。

ちょっと今の時代に、「暑さが盛り上がってくる」と言われても、ピンとこないかもしれないですね。

「小暑の候」は、手紙やハガキの冒頭部分に書き記した季節のあいさつ言葉。

挨拶を交わす時の季節をきちんと伝えることで、礼儀やマナーをわきまえる、という昔ながらの日本人らしい知恵なのです。

フォーマルな関係の場で使えば、リスペクトもグッとあがりますね。

由来・歴史について

小暑の候という言葉は、江戸時代から使われるようになった、と言われているようです。

「大暑来れる前なればなり」という言葉もあるように、これから夏がくるぞ~、始まるぞ~、という合図が小暑。

その時期にしたためる手紙などの枕詞に使うようになったのが習わしです。

今でいう、暑中見舞いの書き出しに使う、ということなんですね。

小暑の候って、どう使うのがいいの?

「小暑の候」は、昔ながらに、小暑の日を境に使い始めても良いわけですが、現代では、暑中見舞いは、やはり「梅雨明け」を待って、出す方がほとんどではないかと思われます。

すると、小暑とはどの年も、だいたい22日くらいまでなので、梅雨明けと重なってしまいがち。

つまり、だんだんと使われなくなっているのが現状のようです。

暑中見舞いには、「暑中見舞い申し上げます」と書きますし、やはり夏本番!というのは、梅雨明け以降を指すと思っている現代人がほとんどではないかと思います。

それでも、季語として、さりげなく「小暑の候」を使いたい、という方には、もちろんそれも間違いではありませんし、教養ある方からは、しっかりした人として評価していただけるでしょう。

いわゆる暑中見舞いの感覚とは異なるかもしれませんが、七夕あたりを機会にして、本格的な夏が始まる前の、ご挨拶状をしたためるのは、とても風流なものです。

そして、お中元の時期でもありますので、贈り物に添える手紙に書くには、最良の季節の挨拶語といえるでしょう。

「小暑の候」を使った大人らしい文例集

ここでいくつか文例をご紹介しますね。

もちろん、お便りの中身は、人それぞれのものを、自分の言葉でしたためるのが大事ですので、ここでは、文頭と文末の挨拶の例を3つほど、あげておきましょう。

小暑の候、いかがお過ごしでしょうか?

(手紙文)

まだまだ湿気の多い梅雨空が続くようではありますが、どうぞお身体をご自愛ください。

小暑の候、ご多忙のことと存じます。

(手紙文)

まもなく暑熱耐え難き時節がやってまいりますが、皆様のご無事息災を、心よりお祈り申し上げます。

小暑の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。

(手紙文)

今年は酷暑が予想されるようでございます。皆様方のご健康を心よりお祈りいたします。

まとめ

小暑の候について幅広くお伝えさせていただきました。

ちょうど小暑のはじめとお中元時期が重なりますので、暑中見舞いにはまだ早いけれども、贈り物に添える挨拶にはぴったりの言葉といえるでしょう。

おさらいすると

・小暑の候は季節の挨拶の言葉。本格的な夏の暑さに入る前に使われる

・かつては暑中見舞い、現在は、主にお中元の挨拶文の出だしなどに「小暑の候」を用いることがある。

こういう古くから伝わる言葉や習慣って、日本人の季節の楽しみ方が反映されていて、とても風流ですね。

「小暑の候」、ぜひ大人らしく上手に使ってみたいと思います。

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